80年代は企業のCIが盛り上がった時期でありました。新人デザイナーはDECOMASやCOCOMASなる厚い本を読んでCIとは何ぞやと学習いたしました。

さて、製図規律ですが、当時はマークやロゴの再現性を維持するため必ず下のような作図規律を用意しました。
再現性の観点から、マークやロゴは直線と円弧で書くことができる必要があったわけです。

創業元禄2年(1689年!)の大阪の油問屋の老舗、株式会社マルキチ様のトレードマークの製図規律。1981年のお仕事でした。

デザインの仕事とは線を引き、円を書きで、設計する仕事であったわけです。(もちろん今でもそうなんですけど)

コガネイ株式会社様の海外ブランドロゴの製図規律。

ポストスクリプトで拡大縮小自由自在な昨今、製図規律は作られているのでしょうか?

データなくしたら困るけど、スキャンして、トレスしなおせばいっかってーかぁ。

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