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No.1056

2004.1.7

書籍

マラソンマン
井上正治 作/画

講談社

http://www.kodansha.co.jp/

購入先:BOOK OFF 玉戸モール店

200円(1~4巻セット)

血のにじむ(というか出ている)
マラソン&駅伝少年漫画はいかが。

マハロ菊池

作者の井上正治さんはどうやら1993年のホノルルマラソン経験者で、マラソンマンの後はポリスマン、そしてジャンプマンと、○○○○マンという一見安易なタイトルで統一して作品を書いているみたいです。
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復活を賭けた福岡国際でトップ走行中に足が動かなくなり、ゼッケンを止めていた安全ピンで自ら大腿筋を刺激する高木勝馬。

正月休みに奥さんの実家にいてもやることがないのでBOOK OFFに行ってみると、近ごろマラソンという活字を見逃さない私のデビルアイが廉価本コーナーで「マラソンマン」というタイトルのマンガを発見。
マラソンを漫画にしてもきっとつまらんだろうなあと思いつつも、なにせフグ田マス夫さんより暇だし、4巻でたった200円だったので購入。少年マガジンに1993年頃から連載されていた漫画のようだな。

少年マガジンといえば私が小学生の頃は「巨人の星」や「あしたのジョー」が連載されていて、週刊少年漫画雑誌といえばマガジンのことでありました。近ごろではすっかり後発の少年ジャンプの、雑誌とアニメ&テレビゲームをメディアミックスした戦略にその地位を奪われておりますが、この「マラソンマン」を読んでびっくり。まさにスポーツ漫画の王道って感じの、少年マガジンらしい梶原一騎風エッセンスがちりばめられたスポ根漫画である。これって、走らない人が読んでもそんなに面白くないのかも知れませんが、ジョギングおやじには非常に良いかも。私など1〜4巻を読んでるだけで、涙を何度こらえたことでしょう。奥さんの実家で漫画読んで泣いてたら変でしょうよ。でも相当これでもかっていうほどベタな展開で楽しいです。

インターネットで調べてみると、どうやら全19巻とのこと。あの「タイガーマスク」だって全14巻なんだから立派な長編漫画じゃありませんか。早速自宅に戻ってから光ケ丘と練馬高野台のブックオフで5巻から14巻と16巻を買い占める。大人買いってやつですな。1冊100円だしね。あとは15巻と17〜19巻だ。まあ探してもなかったら漫画喫茶みたいなとこにでも行ってみるかな。

まだ14巻までしか読んでませんが、あらすじを80字以内に要約すると『天才的ランナーだった父を持つ少年が、父の突然の死後、苦難の末、多くの人や良きライバルに巡り合い、努力して、日本を代表するランナーとして成長するスポーツ根性物語。』であります。まあ、このランナーという所をバッターとかボクサーとかにすれば別の漫画のあらすじになりそうですがね。ようするにマラソンは根性だけでは走れませんけど、やっぱ人間、根性はいるよねってことですよね。


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