写植の指定をする時になくてはならない株式会社写研の書体見本帳です。
デザイナーは一人1冊は持っていたのではないでしょうか。

当社でよく使ったのは
MM-A-OKL
BM-A-OKL
MG-A-KL
DG-KL
DNAG
ENAG
UNAGというところでしょうか。

欧文書体だと
E100-24
E100-34
E16-44です。

こういう書体指定記号を毎日原稿に書き込んでいたわけです。

当時、写研書体とモリサワ書体の混植とか、和文本文に欧文数字を級上げ混植し、括弧はまた別の書体にするとかたいそう面倒な指定を結構しました。ごめんなさい。
自分で文字を打つようになって初めて面倒くささがわかりました。

愛のあるユニークで豊かな書体でした。

石井中明朝をはじめ、ゴナやナールファミリーが、オープンタイプフォーマットでMac OS X に標準搭載される夢をみました。

1F(1969〜1980年)|2F(1981〜1990年)|3F(1991〜2000年)|ワークショップ|
売店レストランクリハウトップページへ