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さがみ湖ピクニックランド マラソン大会

2004.1.5
アウトリガー沖田

No.1086

年末年始の休暇に、いっちょ走り納めということでレースに出ようと思い参加したこの大会ですが、いやもうこんなにキツい10Kは生まれて初めてという貴重な経験をすることが出来ました。

12月28日の日曜日はちょうど休暇中だし、ピクニックランドということで乗り物やら観覧車もあって家族も楽しめるかなと気軽に申し込んだんですよ。うちから相模湖までは中央道で1時間足らず、という点もGoodですしね。で、申し込みをした後でレースについてインターネット上でちょこっと調べたら、「アップダウンがかなり厳しい」とか「次回も参加するかちょっと考えてしまう」なんてコメントを見つけたんです。でもまあ、走れる程度に厳しいんでしょぐらいにしか考えてなかったんです。

大甘でした。甘いです。行ってみて、駐車場について驚きました。山ですヤマ。遊園地ってことで、よみうりランドみたいに山のてっぺんが開けていてそこに施設があるんだと勝手に思っていたんですが、山の中腹から頂上にかけて段々畑のように開けているんですね。なので園内の道路は山肌を縫うように続いています。極端な話、平坦なところはほとんど無くて、上っているかくだっているかのどちらかです。ちなみにコースは、ショートの周回コース(1.8K)2周プラス、ロングの周回コース(3.2K)2周の計4周で10K。

すげーなおいとか思いながらもアップしてたんですが、参加者が少ないんです。10Kの部35歳以下は、五十数名のエントリー。しかも、暮れの忙しい時期にレースに出ようっていうみなさんなのでかなり速そうなんですよ。そういや参加者名簿でも実業団っぽい所属名が多かったしなぁ、なんて思ってるうちにスタート前点呼。そうです、スタート10分前に第二点呼と称してナンバー確認するんです。もうモロ大会ですね。僕なんかここ居ていいんでしょうかって感じで心細くなってきましたよ。陸協のおっちゃん、ナンバー順に整列しろとか、トライアスロン系の人のナンバーカードの位置が低いなんて言ってるし。走る前は漠然と50分切れたらうれしいかなぁ、なんて思ってたんですがこの時点で1時間切りに予定変更。

スタート後は、まず前半突っ込んで足を使わないようにと考えながら走りました。シリアスな方が多いのと人数が少ないのであっというまに縦長になり、その中でペースの合いそうな集団についてまず一周。平坦な部分でのペースはオーケーなんですが、登りがとにかく苦しい。体をあんなに前傾させながら走ったのは初めてでした。腕を意識して振らないとスピードが乗ってこない。登りがあれば下りもあるわけで、皆さん速いんですよ下り坂。足に体重のせて、落ちるような感じで走ってくんです。必死でついていくんですが、下り下手が飛ばすもんだからダメージ受けまくりで、2周したところで集団からは脱落。寂しい一人旅となった3周目以降が、これまた想像を絶するタフなコース。周回のしょっぱなに壁のような坂道が延々続く。あの勾配を言葉で伝えられないのが残念ですが、普通あんな坂があるコースでマラソン大会なんかしねーよな。登ってるとき、これをもう1度登らなきゃいけない事に気がついて、リタイヤを一瞬だけ真剣に考えました。時計を見ながら、あと15分がんばれば終わるとか思いながら走ってましたもん。

3周目の中盤で前方に人影を発見、なんとか追いつこうと頑張ったんですが同時に後方からも追っ手が。4周目の中盤で一時は3人の集団になったのですが、一番根性の無い僕が下りで置いてかれそのままゴールとなったのでした。いやぁ本当にきつかった。

でも不思議なことにタイムは49分台なんですよね。ホントに10Kあったのかな、とちょっとだけ疑いましたが、前を追った結果だウンウンと素直に喜びました。もう一度出るか、と言われたらどうだろう、うーん、微妙です。が、かなりの鍛錬になることは間違いありません。ラドクリフさんは幼少の頃クロカンで鍛えたそうですが、こんなの毎日走ってたんですかね。すげえなぁ。

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上―この山を登って下ります。好天じゃなかったら泣いてましたきっと。
下―スタート地点。スタート5分前、チビッコ牧場からデカい羊がここに逃げてきてランナー全員びっくりしてました。


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上―ちょっと寂しいゴール地点。遠かった〜。
下―タイムは手書きで掲示。小さい大会の方が自分の順位とタイムがすぐわかって良いですね。


更新:2004.1.5
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