2004年の夏は戦後最高に暑い夏になりそうで、こういうときは鍛練も量より質だそうです。なので、また、国立競技場の長距離教室にいそいそと行ってきました。今度は20分位のビルドアップ走と100m×15〜30本とのこと。ビルドアップ走は体を暖めるための準備みたいなもんで、メインは100m走です。ただし短距離教室ではないので全力の速度で走るのではなく、リキまずリラックスした状態で400mトラックの直線部分100mを疾走し、円弧部分の100mをジョグでつなぐという感じで400mトラックを少ない人で7周半、多い人でも15周6000mを30分位で走りましょうというトレーニングです。
6kmを30分てことは、時速12kmですから、計算上はキロ5分てことになり、まあ別にそんなに速くもない気がしますが、疾走とジョグを交互に行なうと非常に厳しい鍛練となります。こういう練習は一人だと出来ませんね。そうそう、前に大泉中央公園のトラックでやったことありますが、5周位で嫌になりましたよ。
いつも元気な佐藤千恵子先生から「はいー、ラスト、ラストー」と声がかかるのですが、ぜんぜんラストちゃうやん。全然終わりません。延々と続きます。その間無茶苦茶速いおじさんやおねいさん達にバンバン抜かれます。どうやったらああいう速度で走れるんでしょうねえ。男性は明らかに速そうな筋肉が見えるのですが、特に女性の場合、別に筋肉が目に見えて発達してる風でもないのに妙に速い人とかいますね。どうなってるんでしょう。何か足の裏に秘密があるんでしょうか?なんて色々な皆様のランニングフォームを観察をしながら鍛練できるのもこの手の教室に参加する楽しさであります。
私も最初何本かは数えていたんですが、もう最後の方は惰性で走っていました。でもジョグを思いきりたらたらにすると結構復活するので、途中水を飲んだりして適度にさぼりつつ、なんとか最後まで走っていました。国立競技場なんで当然中央にサッカーのピッチがあるわけですが、ちょうどこちら側のゴールラインから向こう側のゴールラインまでダッシュを繰り返すようなもんで、それを30回やるわけで、だんだんサッカーのピッチが狭く感じるようになりますね。もうロナウジーニョにでもなったつもりで走り回っているしかありませんよ。ふと、我にかえると、あれ、俺なんでこんなとこで走ってるんだっけ、と考えてしまいました。
ヒロさんにタダ券をいただいたので、次は8月30日のサーキットトレーニングというやつに参加してみようと思っております。きっとフッキンしたり腕立てしたりしながら走るのかなあ。それにしても運動不足の解消という当初の目標というか、普通の健康おやじレベルを越えている練習に参加してる気がする今日この頃であります。