トップページに戻る リストに戻る
画像1
TOPHOMELISTBACKNEXT

2004えちご・くびき野100kマラソン
その8●吉川町 第5峠 (70kから80k)

2004.12.7
ヒロ児玉

No.1174

70kmまで来て、「残りの距離は青梅マラソンの30kmだ」と思うと少し気分が楽になったが、まだまだこの先何が起こるか分からないし、完走できるのか不安感がつきまとう。そして、2度目に気持ちが切れそうになったのが、70kmから85kmまでの15km。フルマラソンの壁と同様のウルトラマラソンの壁にぶち当たる。しばらく平坦な山道を走って行くと、またまた完走請負人の斉藤さんに追いつき追い越したが、エイド休憩して走りだすと、また斉藤さんが前を走っている。私はどうも休憩時間が長いみたいだ。

山道の上り口付近の誘導員が「さぁ〜、最後の上りだよ!1km上って4km下りだから頑張れ!」と声かけてくれる。「よし!最後の峠越えだ!頑張るぞー」傾斜はそんにきつくないので走れそうだが、無理せず歩きを入れていく。下りはズキズキ足に響くが、78kmの第2トランジットの吉川町役場レストエイドまでの辛抱と言い聞かせていく。

吉川町レストエイドにはゲートがあり、ランナーの名前を次々と呼んで迎えてくれる。
「ここがゴールなら嬉しいんだけどな〜」。エイドではうどんを頂く。椅子にどかっと座ってしばしボーットしていると、人懐っこいお母さんが熱いオシボリを持って来てくれる。温かくて凄く心地よい。ロングタイツを預けて置いたが、どうせ濡れるし替えるエネルギーがもったいない。交換用のシューズもそのままザックにしまう。ただ足の状態がどうなっているのか靴下を脱いで恐る恐るチェックする。雨に濡れて多少ふやけているけど豆もできてなくひと安心。後半の冷え対策で長袖のTシャツだけ着替えることにするが、ナンバーカードの安全ピンの取り外しに苦労する。後で神戸のランナーには、ランニングにナンバーカード付けて重ね着きしておけばいいよって言われたっけ。

濡れたロングタイツのためにだんだん下半身が冷えてくる。ストレッチもしないで椅子に座り続けていたので足が鉛のように重たくなかなか走り出せない。ここでも30分近く休憩してしまった。このまま座っていたい気分。「いかん!自分に負けちゃいかんぞ!」と勇気をふり絞ってエイドを後にする。

画像1

頭にパラソルがトレードマークの完走請負人の斎藤さん。この後のエイドでマッサージしてもらっていた。自分もほぼ完走ペースかな??


画像2

第五峠の上り。さて、これでえちごのアップダウンの連続も終わりになるぞー。


更新:2004.12.7
TOPHOMELISTBACKNEXT