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Jl. Sudirman走

2005.6.3
ゆり

No.1227

5月29日(日)娘のSweet Seventeen Birthday。

朝五時半、まだ真っ暗で、ベッドから起き出すのが辛かったです。夜明けがだんだん遅くなり、冬に向かっているといった感じです。実際は乾季で、日中の気温も高くなりつつあるのですが。

6時、自宅出発。

ジャカルタのメインストリートJl. Sudirmanに入る手前のPatimuraという住宅街のあたりで車を降り、アップのつもりで歩いてSudirmanに向かいました。すぐだと思っていたのですが、意外に距離があって時間がかかり、計算違いでした。9時半には家に戻らなければならないので、少々あせります。

Sudirmanの入り口にはPizzamanが立っています。(写真上)これを日本人は『アッチッチの像』と呼ぶようですが、子どもたちが通う学校では『Pizzaman』と呼んでいます。

時はすでに6時半を過ぎ、とっくに歩行者天国の規制が敷かれているのですが、バスレーンと側道は普通に車が走っているので、規制が敷かれている本車線に渡るのに注意が必要です。

いよいよSudirmanを走り始めるのですが、左側通行だからといって、左側を走ってはいけません。なぜなら、側道と本車線の入り混じる部分では後ろから車が付いてくる、という状況があり、休日の朝、空いている道路を思い切り飛ばしてくる車が多いので、要注意。反対車線を走ります。

側道を走ってくる車や路線バスの乗客の好奇の目をよけながら少しうつむき加減に走ります。
『30分は休まずに走ろう』が目標でした。するとちょうどその頃に日本が戦後賠償で建てたホテルインドネシアが見えてきました。
今は営業はしておらず、新しいショッピングモールやアパートなどを含むビルに建て替え工事中です。
この噴水の周りを半周ほど歩いて、写真を撮り、次の目標は折り返し点のMonasです。

何度も書きますが、とにかく道路が空いているので車が飛ばしてきます。少し上り坂になるとそれはそれは恐ろしいほどの黒い排気ガスを撒き散らします。排ガス規制は全くありません。この町では10分外を歩くと喫煙2本分に等しいと言われています。一体何本のタバコを吸ってしまったことか。

ここから折り返し点までは思ったより距離がなく、10分ほどで着きました。せっかくなので立ち止まり、独立記念塔を撮影し、ロータリーにある噴水に群がっている市民をウオッチングし、馬車の像を撮影。さあ、戻ろう。

とぼとぼ走り始め、ホテルインドネシア前のロータリーで交通整理か規制違反車の取り締まりか何かをしているおまわりさんが「逆行だよ!」と。「だって、後ろから車が来たら怖いじゃん!」と返事をしたけど、聞き取ってくれなかったみたいで、意味不明というような顔をしているおまわりさんに手を振って通過。自分の身は自分で守る。

出発点には戻らず少し手前のSenayan競技場へ入り、本日の鍛錬終了。走っている間に、車で同じコースを走らせて距離を測定してもらったところ片道約8km。これが、所要時間から計算するとものすごいスピードで私は走った事になるのだけど、ありえないので、距離を13kmとしました。それでも疑問が残る時間と距離でした。

急いで自宅に帰り、息子をピックアップ。ジャカルタ郊外の野球場へ。日本チームはローカルチームに快勝し、6月12日の決勝戦へ。アフタヌーンテイーではないけれど、アフタヌーンピッザで娘のSweet Seventeenをお祝い。夜はバースデーケーキ。消費エネルギー以上を摂取してしまったようです。

盛りだくさんの一日でした。

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上: Pizzaman。ここから先平日の朝と夕方は3イン1で1台に3人以上の人が乗車していなければいけません。交通渋滞を解消するために設けられた規制ですが、どの程度渋滞が解消されたのでしょう。
下:HI(Hotel Indonesia)前のロータリー。ホテルマンダリン、グランドハイヤットが取り囲みます。


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上: 独立記念塔。左にモスク、右にカトリック教会の尖塔。
下: 写真3と同じ場所から向きを変えると馬車が見える。


更新:2005.6.3
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