2002年に走り始めた頃は、まったく足が動かなかったのですが、それでも半年ぐらいでなんとか足が前に出るようになって、徐々に走れる感じにはなったわけですが、それでもまだまだ足だけで走ってる感じだったんですよね。
たしかその1年後くらいに読んだランナーズで、金哲彦氏のサブスリー道場みたな連載があって、体幹を使って走る話や、体をまっすぐにすれば、身体のバネでゴムまりのように跳ねるような話があったのですが、なんとなくわかるんだけど、自分にはそういう体の筋肉やバネが、すでにないように感じていたのです。なにしろ20年ぐらい運動してませんでしたからね。
で、そういう感じは去年ぐらいまでありまして、速く走ろうと思うとどうしても足だけで走ってる感じでキツかったんですね。それで、去年のつくばマラソン以降は基本的に速く走ろうと思うのは止めて、初心というか走り始めた頃の速度を意識して、ただただたらたらと走る日々を過ごしてきました。キロ8分とか場合によっては10分みたいな、何してるの的な速度であります。
そうこうしてると、なんだかハムストリングスが太くなってきた感じがするんであります。プラスして臀部も動く感じが出てきました。身体の後ろ側の筋肉が準備されてきた感じです。そういえば昔の私は背中が丸まって、首が前に出てるような姿勢だったんですけど、徐々にやっと姿勢も良くなってきた感じがします。
それで、近頃やっと身体のバネの感じとか、体幹を軽く振るだけで腕が振れる感じ、足は前に出るというよりは体の下に着地するだけで前に進んで行くような感じがやっと体感できるようになってきました。
これなら、ハーフくらいまではポンポンと愉快に走って行けそうな気分であります。
ま、気分だけかも知れないけど、明らかに5年で身体が内側から変わったことが認識できた2007年の初夏なのでありました。