早朝ランニングが休日の生活習慣になるほど健康おやじになってくると、休日の午後もカラダに良いことしたくなってきます。でも1日2回ランニングだけってのも陸上部でもないのに能がないんで、自転車なんていかがでしょうね。ってことで自転車買おうと思ったんですが、さてロードレーサーを買うとトライアスロンの誘惑にはまりそうだし、MTBだと山行って崖から落ちて怪我しそうだし（私は新車のパジェロを半年で壊した経験あり）、無理せずスピードでないし安全かな〜ってとこで小径の折畳み自転車を買うことにしました。タイヤ小さい分いっぱい漕がないと走らなそうで、かえって運動になりそうだし、自宅の駐輪場もいっぱいだしね。

ちなみに折畳み自転車というとBD-1というものがだいたい9万円からチタンボディの35万円位（！）のものまであって有名なんですが、さすがにパパチャリにそこまでお金かけるわけにはいかず、BD-1のOEMでプジョーのパシフィック（台湾のパシフィックというメーカがBD-1を製造していて、そのプジョーブランド品がパシフィックという名前で日本国内で販売されている模様）を見に会社の昼休みに歩いて東急ハンズ新宿店に行ってみると、東急ハンズオリジナル仕様のプジョーブランドが付いた見たことない車種を発見。安い鉄のダホンでもいいかなと思ってたんですが20インチでちょっと車に積んどくにはでかいよなって思ってたとこに18インチの折畳めるコリブリって感じのアルミボディで11.5kg、7段変速だったんで購入いたしました。

さて、乗り心地は知人のランエボ並に硬いです。ちょっとした段差を越えるだけで衝撃が内臓から脳天までガツンと心地よく突き抜けてくれます。「なかなかスポーティじゃん」ってうそぶいて乗っております。やはりBD-1みたいなサスペンションが全然ついてないのにアルミだからでしょうね。あと、ギヤは足腰鍛えたマラソンおやじにはちょっと軽いです。もすこしフロントギヤ（正確にはチェーンホイールというらしい）が大きいほうが良いかも。でもフロントギヤ交換すると何万かかるんでしょうね。プジョーパシフィック用の60Tのものが自転車パーツショップを見るとギヤだけで1万3500円とかして、いったいどういう値段なのか理解に苦しみますな。だいたいママチャリの新車がちゃんとタイヤ2つにギヤにサドルにブレーキに買い物カゴついてて1万円しないのに、サドルだけで2万円以上する不思議なサイクルスポーツの世界であります。でもそういう世界もたまに覗いてみるのも面白いですよ。

ですから「また無駄なもの買って」と奥さんに文句言われていますが、けっこう楽しいです。この自転車を輪行袋に詰め込んで、夜明け前に家を出て、朝早く電車で荒川河口まで持っていって家まで乗って帰り、コース状況を充分ロケハンしてから、日を改めて次はランニングしてみようか、などと考えております。また2007年には航空荷物にしてホノルルでサイクリングしようなどと考えております。