マラソン大会などに参加すると、たいてい参加賞がもらえます。普通大会名がデザインされた白いTシャツであることが多いです。ランニングに使えるよう、せめて速乾性のものにして欲しいですが、下着にしかならないようなものである場合もあります。また、普段着て歩くのも、マラソンおやじでございって感じでちょっと抵抗あります。ですからあまり期待しないようにしてたんですが、2004年2月1日の新宿シティハーフマラソンの参加賞は、けっこう立派な使えそうなデイパックだったのでレポートいたします。

カラーはブラックでサイドに赤がアクセントに使われており、男女どちらでも使えそうなカラーリングで、なかなかスポーティなデザイン。この手のモノはノーブランドだと1000円ぐらいで手に入りますから参加費3000円の大会なんでまあ採算は合うんでしょうけど、もしノースフェイスやAIGLEのロゴでも付いていたら6000円位しそうなちゃんとしたバッグです。

ちゃんとしたというのは、まず手前で2箇所、胸と腹の部分で固定できるベルト（正式には各々チェストベルト、ウエストベルトという、って英語にしただけじゃん）が付いているので、バックをしっかり背中に固定できることです。これはアウトドア雑誌のデイパック特集であれば必ず考慮されるデイパックに求められる基本的な部分でありますね。バックが背中で揺れると疲れるんですって。私は通勤ランしませんけど、もし何か荷物をしょって走らねばならないとしたら、このバック、充分使える気がいたします。で、実際に背負って走ってみました。

石神井の自宅から荒川の岩淵水門まで往復30数km。これも鍛練ですからわざと通勤ランを想定した荷物をいれて。結果、ノープロブレムです。さすがハーフマラソン大会の参加賞、走れなきゃ意味ないよね。背負い紐（ショルダーハーネスという）もより体にフィットするようカーブになっていてグッドなグッズでありました。いやいや、ありがたいなあ、こういう参加賞。通勤ランしろってことですかね。
でも来年も同じだったらどうしよう。デイパックばっかり増えてもねえ、体ひとつしかないし。