高校生の頃だったろうか、大相撲千秋楽、横綱と大関の優勝決定戦と言うクライマックスをテレビで観ていたら、前から３番目の枡席で取り組みには一切関係無く一心不乱に弁当を食べているオバサンが映って居た。恐らく相撲には関心無いけど、旦那の御伴で観に来たんだろうけど・・・もったえない・・と思った。　さて、とりあえずゴールはしたものの、なんら達成感も感動も無い。それはそうだ・・だって私は・・・こんな事言ったらナイキさんには申し訳ないけど、ハワイに来たくて来たのでは無く、マラソンしたかった訳でも無い。いきなりマハロ菊池から「当ったから行くよ」って言われて、５年後の下見でもしておくかあ〜・・・程度で来たもんだから、ホノルルマラソンに参加出来る有り難みが解らなかったってことです。枡席でお相撲観ないで弁当喰ってるババアと一緒なわけです。そんなわけで、ゴール後独りでトボトボ・・・と、ホテルまで帰るとロコモコ弁当喰ってくつろいでたマハロに「完走シャツもらってきた？」って聞かれて「え？そんなの貰えんの？」なんて寝惚けた事言っちゃって・・・ちゃんと説明聞いて無かったの〜と叱られ、もう一回ゴール地点までバスで取りに行くのに付き合ってもらう事にして、車中では申し訳無い気持ちでいっぱいでした。
過去、東南アジアやオーストラリアのリゾートへは何度も撮影で出かけていたのですが、今回初めてハワイを訪れ、やっぱハワイはリゾートの王様だな〜と素晴らしさを実感し、ホノルルマラソンの素晴らしさを体験し、翌日の新聞に自分の名前を見つけ歩いただけなので申し訳ない気分に成り、５年後（もう４年後だな）は自分もちゃんと走って参加しよう〜っと・・・と思った旅でした。シャツは無事もらって来ましたが、自分には袖を通す資格は無いと、今もしまって有ります。