秋はスポーツシーズンで、運動会たけなわです。子供の頃はむやみに走って遊んでいても、高校くらいで2輪なんか乗り出すと自分の足で走るなんてばかばかしくて、私なんか運動会や校内マラソン大会などをいかにサボるかが重要な秋のテーマでありましたね。元々走るってことは楽しいことだったはずなんですが、3kmとかせいぜい6kmくらいの中途半端な距離の中学や高校時代の校内マラソン大会が、わが国にランニング嫌いを増やしてる気がする今日この頃であります。
これくらいの距離だと速いやつはペースなんかお構いなしに全速力で最初から飛ばしますから、やたら苦しい息が切れる無酸素運動をすることになって長距離走ぎらいになり、遅い人は速い人とのタイム差から「自分は走るのに向いていないノロマな亀だ」と勘違いしてしまうわけです。そして成人して四輪に乗って煙草なんか吸うようになればマラソン走るなんて「ありえない行為」で「そんなことしたら死んじゃうよ〜」になるわけです。
で、運動なしで痩せられるとか、これ食べれば運動しないでも健康になる等の情報に踊らされて、焼酎ウコン割りとかアミノ酸サワーとか飲むようになるんでしょうが、本当は運動するのが一番良いわけです。
私なども、競い合う必要もなく、根性で走らないでよいこの年齢になって、呼吸が苦しくならない速さで走ったほうが脂肪燃焼効果が高く、健康にも良いということを知って走りだしたわけです。
ただ長いこと運動から遠ざかっている場合、脂肪を燃焼させるための酵素(リパーゼ)が充分分泌されない体になっていて、発汗機能も低下してるので、ゆっくり走っても最初は苦しいはずです。で、またしても「自分は走るのに向いていない」と勘違いしてしまうわけですな。なんで、これから走ろう、走ってみようかという方は、3日坊主にならないためには、最初は走らないで自転車漕ぎやウォーキング、プールでの水中歩行などからじっくり慣らしていったほうが良いですよ。
「スポ根なしの40代でもマラソン完走するぐらい楽勝ですよ」とかいいながら今週末の夢舞いマラソンのコース図を観て、やっぱ42kmは長いよな〜と、思っております。やっぱり変な趣味だよなあ。