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西郷どん御狩場マラソン

2003.11.13
コツコツランナー

No.1074

11月9日(日)第14回西郷どん御狩場マラソンに参加して参りました。この大会は『村おこし』的なアットホームな大会で、3km・5km・10km合わせて400人程の参加があったようです。
私は10kmに参加しました。(参加者約150人)
コースはスタートしてから7km位までは、そんなにアップダウンはないのですが、最後の3kmは、ず〜っと登り坂になります。

さてこの日は朝から、しとしと雨模様でした。でも、ここ数日9月中旬並の暑さと言われており、昼間はTシャツでも暑いくらいの陽気だったため、雨の方が、ありがたかったのかも・・・。
今回私には、特別にペースメーカー(!)が付いてのスタート。とはいえ、知り合いのおじさん(吉本さん年齢59)で、『一緒に楽しみたい。』とのことだったので、ペースメーカーというカッチョいい名前で、お願いしました。
私の自己ベストが、去年のこの大会で、59分40秒位だったと伝え、【1時間切る位】の目標タイムでお願いする事に。

スタートして、4kmくらいまでは、ちょっと早いかな?と感じる位のペースでしたが、まずまずの好調。
吉本さんからは、「飛ばしすぎっと、ラストん坂がきつかで、抑え気味に走いやん。こん姉ちゃんは、4kmんとこいでぬっが。」(訳:「飛ばし過ぎると、ラストの坂が疲れるから、抑え気味に走りなさい。この姉ちゃんは(前を走っていたお姉さん)4km地点位で抜くぞ。」)などと鹿児島弁で指示が出るので、抑え気味に。
しかし、4km地点で早くも疲れが・・・。しかし、そのあたりから吉本さんがスパルタに・・・。300mくらい先にいるまた別の女性ランナーを見つけると「あのお姉ちゃんを抜くぞ」と宣言し、アドバイスをくれます。「抜くときは、一気に抜くな。じわじわ詰めろ!」「この下り坂を利用してペースを上げるぞ!」「このペースじゃあ1時間越すペースだ!もうちょっとあげないと!」と実際は鹿児島弁で声を掛けられます。早くもヘロヘロ気味の私には、痛い指示。なんとかくいしばり、懸命に吉本さんに付いていく。
吉本さんも私の辛そうな表情を見ながらの指示。「ガンバレ・ガンバレ・1・2・1・2」「いっど!1時間切っど!」(行くぞ!1時間切るぞ!)と隣で絶えず声を掛けながら、一緒に目標タイムを狙います。
5km過ぎたくらいでなんとか宣言通り女性ランナーを捕らえるも、6km位で追いつかれる。一度抜いたランナーから抜かれると、精神的にも辛い・・・。
しかしラスト3kmの登り坂に入ってから、足が軽くなり絶好調に。。
また、女性ランナーを抜き返し、そのまた先を走る男性ランナーも次々に6人ごぼう抜き(大袈裟?)ゴール前、ラスト300m程の急な登りも、この日の為に鍛えたラストスパートを掛けると吉本さんからも「よし!そいじゃが!!(よし!それだ!)」と後押しされ、また一人抜いてゴールイン!!!

結果は56分35秒29で29歳以下女子の部で第2位!!
しかし、1位だったら盾がもらえるんだよね・・・。欲しいなぁ。
ちなみに1位(53分25秒44)3位張り合ったお姉ちゃん(58分50秒95)でした。

ゴールした後は吉本さん等と、振舞われる猪汁とおにぎりで乾杯し。ダイエーの選手のサイン入りボールや、グローブやバット等が当たる抽選会(当たらなかった)・杵と臼での餅つきなど、村のお祭り気分を満喫し、温泉へ浸かり、帰宅してから参加賞のみかんと紅白餅を食べる頃には次の大会ハーフマラソンの事を考え、持久力の強化を固く胸に誓い、今シーズン初の大会が終わりました。
これが、今の私に出せる精一杯の力だったと満足していますが、来年は盾狙うぞ!!!

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50年程前にタイムスリップしたかのような高城温泉街。
軒下にはピンクベージュのパンツとシュミーズとズボン下が干されていたりします。。しかし「全国名湯百選」に選ばれた泉質。気持ち良かったです。


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高城温泉郷は400年の歴史があり、明治10年に西南の役に至るまで、西郷南州翁が、狩りの宿として愛好された土地だそうで、妙にリアルな像(?)があり、ドキッとします。


更新:2003.11.13
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