小雨は覚悟してたんですが、驚くほどの晴天。秋晴れってのもここまでピーカンに晴れてくれると暑いぞ、おい。だってさ、寒いと思ってロングTシャツとロングタイツだもん、こりゃ明らかに着るものの選択を間違ってしまったな。「気象状況の変化に対応できるウェアを準備して大会に臨むべし」だな。大会役員の方から「本日多摩川河川敷の気温はすでに26℃になっております。さらに気温が上がると思われますので給水を充分取って走ってください」とのアナウンスを聞いてスタート。走路は非舗装なため昨夜からの雨で所々水たまり&泥んこ状態。路面に注意して走る。最初の3kmはキロ4分20秒ペースでいい感じ。でも暑い。4kmの給水所でコップの水を頭からかぶる。11月に頭から水かぶりたくなるとはね、思ってもいない展開です。2002年ホノルルのスタート時の気温が24℃だったから、それより暑いじゃん。なのに長そでで走ってるわけだよ。まいったね。。。そうだ、腕まくりしよう。

5kmを過ぎた辺りで早くもきつくなってくる。まっすぐどこまでも変わらない河川敷の景色、土手から吹き下ろす風、妙に高い気温、ほのぼのとした青い空、おやじの楽しいゴルフ練習場、ニコニコ子供野球教室、パッコン、パッコンテニスにサッカー遊び。この河川敷では、皆さんそれぞれに楽しくスポーツしております。しかし、こんな気持ちいい秋の気候の中、ある程度の速度を維持してただ黙々と走り続けるのは辛い。スポーツというより、これは修業というか苦行だな。1時間30分目標で、悪くても1時間40分以内で走ろうと思っていたけど、なかなか玉川高島屋が見えてこないぞ。10kmで46分。5月の東京シティと同じ位のタイムだ。これでは後半落ちると1時間30分台ギリだなあなんて思いながら折り返す。

さっきまで暑いと思ってたのに、今度は暑さを感じなくなっている。キロ5分20秒、40秒と徐々にペースが落ちている。風もさらに強く向かい風になってきた。まいったね、ハーフがこんなにきついとはね。ようするにキロ6分なら全然楽勝なんだろうが、キロ4分30秒位を維持して走ろうとするとまだまだだめってことです。15kmあたりから膝の直上の筋肉が両足ともつってきた。朝バナナを食べ忘れたことを思いだす。これはカリウム不足か。無理せず走り通すしかないね。止まったらアウトだな。これでは1時間30分台は無理だね。

最後はたらたら状態でゴール。いやあ、きつかったぁ。1時間45分24秒。私はね、ハーフなめてましたよ。河川敷を甘く見てましたよ。あんパンを食べながら着替えてシューズを履いて靴ひもを結ぼうとかがんだら、今度は左の腹筋がつる。腹筋つったの初めてです。腹から硬いものがこりこり出っぱってますよ。いたたたた。明らかに筋力不足だな。今後の課題だね。だからさ、あまりタイム気にしなきゃいいんだよなあ。1時間40分切れなかったから来年の北海道マラソンは無しだな。走り終えて、今度は3月の荒川をタイム気にせずのんびり走ってみようかなと思うのでありました。
さて、急いで国立競技場へ移動だ。