土曜日、朝の90分走後、来週のふれあい赤羽駅伝会場である赤羽岩淵付近の荒川河川敷までの道路状況とコンビニ環境、およびトイレの状態などを探査しに電車でJR赤羽駅へ。ああ、いい天気だなあ。来週もこういう天気だと良いけど。ちなみに私は前に書いたかもしれませんが、この赤羽の岩淵にある丸眞正宗という銘柄の日本酒を生産している小山酒造さんという東京23区内では唯一の造り酒屋さんの近所に母の実家があったため小学生になる前によく来ていたので、いってみればすご〜く懐かしい場所に、今回本当に30数年ぶりに赤羽駅から歩いて行ったわけです。
ああ、小山酒造さんは建て替えたとか聞いていたけどこんな風になってたのかあ。私が昔住んでいた母の実家跡は駐車場になってるぞ。そして荒川がこんなに近くだったとは。いやあ、なんとなく浦島太郎になった気分だな。子供の頃すごく広く感じた道路や巨大だと思っていた観音様がそれほどでもない大きさだったりね。それにしても40過ぎて髪に白いものが混じるようになってから駅伝という「かけっこ」をするために、ここに来てしまうことになるとは思ってもいませんでしたよ。
昔の東京の住居って、今では小金井公園の江戸東京たてもの園にでも行かないとなかなか見れませんけど、思い出すと当時の家は黒茶色をした板でできていて、ガラス戸にはくるくる廻す鍵がついていて、内風呂がなくて銭湯に行ったり、玄関でたらいで行水したこととか、トイレはくみ取りだったとか、裏に井戸があったことなど子供の頃の記憶がふっと戻って来たりしました。21世紀になっても何も変わらないなあなんて思ってたけど、やはり30年くらいのスパンで見ると随分変わってるわけですね。
さて、新荒川大橋から河川敷に降りてみると、野球場では草野球チームが試合中。来週はここで駅伝です。それにしても何処がスタート地点で、どういうコースを走るのか、どこで折り返すのかは、まるで謎です。それにたすきを受け取ってしたり、走りながらはずして次の人に渡すなんてのもこの歳になって初めての体験だ。それになによりも1度も会ったことのないインターネット上の人々が来週ここに本当に集うんでしょうか? なんて考え始めるとちょっと不思議な気分です。
走るようにならなければ、たぶん行かなかったであろう場所で、きっと出会うこともなかったであろう人たちと、たすきを渡しあったり、応援したりされたりするなんてね。人にしろ、建造物や都市にしろ、過去の姿というものは思い出すことはできても変えることはできませんが、「走る」という変化を自分の生活習慣に与えたことでことで新しい方向に未来が進み出したような気がする今日この頃であります。
で、現場チェック後、帰りはそのまま荒川沿いに石神井公園へたらたらジョギングで帰るというマラソンおやじらしい帰宅方法もあったのだが、セキネの肉まんを買って帰りたかったので駅に戻り、肉まん、しゅうまい、酢豚を買って素直に電車で帰りました。セキネは浅草にもあるが、私にとっては、やはりちょっと懐かしい赤羽のセキネの肉まんである。別に宣伝してるわけじゃないが、赤羽土産にセキネの肉まんと河川敷近くの小山酒店で東京23区の地酒、丸眞正宗なんていかがでしょうか?
つまみにするなら肉まんよりシューマイですかね。