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第4回富士・箱根ふれあいスポーツフェスタ
<後編>

2004.5.21
Javelin

No.1125

2004.5.15(土)快晴
 10時45分にスタートした頃はさほど気温が高くなく気持ちの良い風が髪をなびかせる程度だったのが、折り返し地点を通過した時点では、焼けるような強い紫外線(気温20度以上)をどっぷりと浴びて残り少ない体力が吸いとられていく感じがしました。今度は走って来たコースを戻るとこになるが、もちろん下って来たのだから今度は上りになる。周囲は歩いている人がほとんどで、走っている人が少ない。もちろんトップ集団の方々は走って通過しただろうが、すでに私の位置は中間よりやや後ろよりです。その中でも足を引きずっているのは私だけではないだろうか?きつい時には周囲を見渡し景色でも見て落ち着こうと心に決めて来たのだが、周囲を見る余裕もなく下を向き呼吸も荒く坂道を登るのがやっとでした。左膝の痛みも下りよりは上りの方が痛みはなく何とか走れる状態でした。

 6km、7kmの看板を通過したことすら記憶にない。目の前の山越のことだけが頭の中でぐるぐると回っていました。おそらく大幅に予定タイムをオーバーしているのは間違いない。今となってはタイムより意地でも完走してやる完走したいと言う気持ちだけが私を走らせていました。
 折り返し地点を通過してからは、上り坂は走って下り坂は左膝の痛みから歩く頻度が多くなってきた。しかし8kmの表示が目に入った時、あと2kmかと思い前へ!前へ!と再び走り出した。(8km通過タイム:56分01秒)

 100m先から女性の声で「がんばって!あともう少し」「ファイト!ファイト!」の声が箱根の山に響いていました。どっかで聞いたことのある声だなと考えているうちに目の前で一人の女性が参加者全員に声をかけていました。そうです。増田明美さんです。いままで足の苦痛に顔を歪めな荒い呼吸に今にも止まって倒れこみそうな私でしたが、増田明美さんの前を通過する間は、笑顔で姿勢を正しハキハキと「かんばってま〜す」と…!アホです。増田明美さんのおかげで少しは元気を取り戻し走るペースを上げました。9km地点までの下り坂をのりきり左膝の苦痛にも絶えた。(9km通過タイム:1時間6分11秒)

 山の向こう側から本部のスピーカー音がかすかに聞こえてきた。ゴール周辺にはすごい人だかりで拍手で迎えてくれている自分のゴール姿を思う浮かべ最後の登り坂に突入した。周りの人達もゴールが近いことを知ったのか最後の力を振り絞って走り出した。ゴール付近では今までいっしょに走って先にゴールした方や付き添いの方または大会関係者の方が惜しみない声援を送ってくれた。この瞬間!とても感動し完走できて良かったと思った瞬間でした。無事10km完走し1時間16分02秒と言うタイムでした。

 この大会に参加するにあたり練習不足の部分があり必ずしも万全とはいきませんでしたが、是非来年も参加したいと言う気持ちになりました。1時間を切りたい!あの登り坂下り坂にチャレンジしたいと…

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"初"の完走証です。ちょっと嬉しい(^^ゞ


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湖の全体の形が、足の裏の形をしているんだよね!だから芦ノ湖。画像の部分は土踏まずあたりかな?


更新:2004.5.24
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