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第29回ふれあい赤羽駅伝大会
その4●3区 5km

2004.5.26
アウトリガー沖田

No.1127

−−待望の駅伝大会だったわけですが?
「そうエキデン、一度出てみたかったんですよね」

−−調布市民駅伝のレポートを書かれてますが、あれを見て参加したいと思った?
「いや、それ以前に思ってた。村上春樹のエッセイで梅竹下ランニングクラブって出てくるのね。彼が知り合いとやってるんだけど、そのクラブでこどもの国駅伝に参加するんだ。それを読んで、ああこういうの楽しそうだなって思ってたの」

−−今回、実際に参加してみてどうでしたか。
「うん、予想以上に楽しかった。チームスポーツの楽しさって忘れてたけど、いいもんだなって。マラソン大会の楽しさとは違う種類だよ」

−−違う楽しさ?
「責任感があるのね。前走者が必死につないだ襷をさ、なるべく順位を落とさないで渡す使命があるわけじゃない。だから全力で走るんだよとにかく。そのマジ走りで得られた達成感とか、チームとしての一体感とかは、個人レースとはぜんぜん別の楽しさだよね。しかしきつかったなあ、死にそうになったもん」

−−そうは見えませんでしたが。
「いやきつかったってホント。最初の1キロを3分台で入っちゃってさ、もう泣きそうになってたもん。水門過ぎたあたりからだんだん横っ腹が差し込んできて。レースであんなこと初めてだった」

−−それだけプレッシャーがキツかったと?
「それもあるかな。いや、やっぱり鍛錬不足(笑) キロ4分を維持出来ないのに飛ばすからさ、足は持たないわ腹痛は起こすわで、もうひどい出来。駅伝的にはチームに迷惑かけたランナーだし」

−−謙虚ですね。
「そりゃ謙虚にもなるって。みんな必死に走った結果としての順位があるわけじゃない、自分がタスキ受けた時点のさ。そんで走ってて抜かれると、ああ1コ落ちた、また落ちたって自分で分かるのね。自分の区間でさ、他のランナーに抜かれるのがこんなに辛いもんだとは思わなかった」

−−それでも面白い?
「うん、面白いね。走ってすぐだと、こんな苦しいレースもう嫌だって言うんだけどすぐ忘れちゃう(笑) またチャンスがあったら出たいです」

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上−最初だけは威勢よく。イメージとしてはやっぱり箱根の中継所
下−1キロぐらい走ったらもうへろへろでやんの


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後はたのみますって実際に叫びましたもん


更新:2004.5.26
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