「そんなに気になるなら、参加すれば」
洗い物をしながら妻は素っ気なく答えてくれました。
クラブノートを見て考え込んでいる私から、どうやら”参加したいなぁオーラ”が出ていたらしいのです。
そんな妻の一言がきっかけで駅伝参加となりました。
しかし近年はロングレースばかりでスピードレースは参加してません。
大会前に10kmレースに2回出場しましたが、5kmの通過タイムはいまいち・・・。
長くゆっくり走ることに慣れてしまった脚はどうなることやら。
さてさて本題に戻りまして、
レースも3区となりメンバー皆さんの力走により当チームが上位でリレーされていました。
アンカーの私としては、かなりのプレッシャーをヒシヒシと感じていました。
そろそろかなぁと思い中継地点へ向かうと、線路高架下にアウトリガーさんを見つけました。
こちらから見ると三人の集団で戻ってきているようです。そのうち「11番!」と、
審判がゼッケンナンバーを呼ぶ声。さあいよいよ最終区間5kmのスタートです。
アウトリガーさん、お疲れさまです!!。
1チームが先行リレー、数秒遅れて他チームと同時くらいにタスキを受け取りました。
かみのさんの言っていたことを思い出しながらタスキを掛け、先行したチームに離されないように
・・・あっ、時計スタートさせるの忘れた!マハロ監督っ、同じことをやってしまいました。
気を取り直して、どのようなペース配分にしようかと思ったところですでに500mの折り返し地点。
折り返してからは向かい風のコースとなり、少しずつ前の選手に離されていく。
ん〜ペースは落としていないのになあ...。スライド幅の差?しかしコンパスの短さはどうしようもない。
しばらくすると応援席の前を通過。当会皆さんの応援を見つけ、少しだけ手を上げたりしてみた。
少しばかり気恥ずかしい・・・(誰か気が付いたかなぁ?)
R122の荒川大橋下をくぐると水門が見えてきました。
まだ半分も走っていないのに「まだあんなにあるよ・・・」、「どこが折り返し地点だろう?」と
思いながら遠くを見つめ、沿道の応援に後押しされながら走っていました。
ようやく折り返し地点を通過し、後方の選手の位置を確認。どうやら韋駄天さん二人組みらしい。
「逃げねばっ!」と少しペースを上げるも水門手前で抜き去られ、レベルの差を見せつけられました。
しかし「順位を1つでも上げて戻らなければ、駅伝メンバーや当会の皆さんに申し訳ない。」と追い上げモードへ。
なんとか一人抜き、次のターゲットを約50m先にロックオン。最後の力走だっ!
土佐選手を思い出しながら、最後の追い上げをしましたがゴールラインは目の前に。
あ〜順位上げれなかった・・・。
“ふれあい駅伝”とは名ばかりで私の恐れていた本気モードのレース展開となりましたが、走り始めれば
レース前に感じていたプレッシャーは何処へやらといった感じでした。
レース直後は順位を落としたことでちょっとだけ落ち込んでましたが、「次回はリベンジだっ!」ということで
チャンスがあれば再挑戦させて頂きたく思います。