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スイム練習に、恐怖の水深2.2m
東京体育館50mプール

2004.6.17
マハロ菊池

No.1133

6.20の練馬アクアスロン大会の前に、1回ぐらい50mプールで実際に泳いでみたかったので会社の近くの東京体育館のプールへ行ってみました。25mだと、けのびで往復10m位稼いでいるので、本当に50m続けて泳げるのかやってみようというわけです。代々木(住所は千駄ケ谷ですけどね)に勤めて早20年。こんなに近くに立派なプールがあるのに初めて行ってみましたよ。
<http://www.tef.or.jp/tmg/index.html>

入場料450円で入るといやあ広いですね。テレビでは見てるわけですが、室内の50mプールって初めて実物を見ましたよ。いかにも長水路初めて見たよ風の場違いなおやじを発見して、危険を察知した監視員のおねいさんが「こちらのプールは初めてですか?」と優しく声をかけてくれました。「ええ、まあ」と返事をすると、「水深が2.2mと深くなっておりますので、50mを泳ぎきる泳力のない方は、地下に25mのプールがあるのでそちらが安全です」とやんわり説明してくれました。「ふふっふ、50m泳げるかどうか試しにきたのさ」とか言ったら止めとけっていわれるよなあとか思いつつも、いかにも泳げなさそうに見えるのかなあなんて思ったりもして、「大丈夫でっすよぅ」と言って水の中へ。
8コース中、両サイド全4コースが低速用なので手前から2つめのちょっと速めの低速コースを泳ぐ。

泳ぎ始めると水深が段々深くなっていく。
お〜、おおおおおおおぉっ〜、深っかぁ〜〜い。

足がつかない深さだよ。これは少しでも休もうとか、気を抜いたりしたら溺れるね。42歳を前にして久しぶりに味わうリアルな命がけの恐怖。プールではなく、まさに川を泳いでるみたいだ(泳いだことないけど)。カッパとか出てきて足を引っ張られそうだな。これって泳げる人でも足つったりしたら溺れる人とか絶対いるんじゃないかと思える深さです。溺れたら苦しいだろうなあ。きっと白目をむいて底でゆらゆらと徐々に水死体になったりするんだろうなあ。。。ああ、考えると息苦しくなってくる。とにかく変なことは「あまり考えないようにしよう」と思い何も考えず、粛々と息継ぎをして冷静に泳ぐ。50m泳いだ先も結構な深さだぞぅ。おねいさん!50mじゃなくて、つまり、100m泳げないとアブナイじゃないですか、このプール!
壁に1回つかまって一息ついてターンし戻る。

ああ、怖かった〜。でも無事100m泳げたね。少し休みながら考えるに、水質が良くて思ったより泳ぎやすいし、50mの長さってなかなかいいものですね。さてもう1本行ってみようと何回か往復しているうちに非常に楽しくなってきました。「ははは、気持ちいいねこりゃ」って感じです。2007年ホノルルマラソンに参加したついでに、コースロープなどない、きれいな南の島の海で泳いだら、きっともっと楽しいだろうなあなんて思いながらにこにこ泳ぐ。

400mなんてあっという間だなあ。

いやはや、50mのプールって泳げるようになると本当に気持ちいいですね。25m毎にしょっちゅうターンしなきゃなんない煩わしさがないからこれはいいや。それにしても人間なんとかなるもんですなあ。ランニングもそうだけど、持久系の運動というのは鍛練すれば、それなりにやった分、目に見えて能力が向上する。そういうやりがいがあるのも、この手の運動の良いところですね。

水泳大国&海洋国家日本の威信に懸けて、国民皆泳、国営代々木400mプールとかあったら良いだろうなあ、とまで思えた東京体育館での初50mプール体験でしたが、こうして、6月20日の練馬区アクアスロン大会に突入することになるわけです。さあて、石神井50mプールでのスイム400mはいったいどうなってしまうのか?

次回へ続く。

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プール入口。足のつく25mプールで、少なくとも100m泳げるようになってから行きましょうね。ああ、今まで行かなくって良かったと本当に思いましたよ。でもこれからはたまに泳ぎに行ってみようと思えるプールでした。2004年の7月から値上げするそうです。


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東京体育館メインアリーナ前の案内板。まっすぐ下るとジムと200m陸上競技場の入り口。プールの入り口は右側です。


更新:2004.6.17
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