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●小平グリーンロード紹介--3
【玉川上水コース】

2005.2.23
マハロ菊池

No.1199

玉川上水は、江戸時代に玉川カルテットとは縁もゆかりもない玉川兄弟によって造られたことと太宰治が入水自殺をしたことで有名な所ですが、総延長約43km。羽村市から四谷大木戸(新宿区)まで流れていたそうです。そういえば新宿御苑の大木戸門の所にある四谷区民センターに東京都水道局があるなあなんて思ってしまいましたよ。きっと玉川上水で歴史的に繋がっているんでしょうね。(気になったんでちょっと見に行ったら立派な玉川上水の記念碑が建っていました。納得、納得。)

で、この上水も明治時代コレラの蔓延の元凶になるといわれて、新しい改良水道、つまり第1回で紹介した多摩自転車道の方の水道が完成したことで明治34年には役割を終え、今は新宿の超高層ビル群になっている淀橋浄水場の廃止にともない昭和40年には水を流すことも中止になっていたのですが、野火止用水同様、昭和61年に都が清流復活事業として通水を再開し現在の姿になっています。

私はこの小平グリーンロードのコース中、この玉川上水から一橋大学あたりまでの雑木林の中を走るオフロード部分がランナーの皆様には特にお奨めだと思いますね。未舗装路で、枯れ葉や木のチップみたいなものが敷かれていて非常に柔らかく、のんびり走るには最適なコースです。

さらに進むと五日市街道と並走するようになって、小金井公園までは車がうるさいなあと感じるようになります。小平グリーンロード的には小金井公園がゴールですかね。

さて3回に分けてお送りした全長21kmの緑の道も終了です。まったく坂道のない平坦な21kmですが、河川敷よりは変化に富んでおり、初めて長い距離を走ってみようなんていうときに良いコースだと思います。詳しくは小平市グリーンロード推進協議会のホームページ<http://www.kodaira.or.jp/gr.html>でどうぞ。

おしまい

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玉川上水の中に降りれます。
現在は水量が少ないので入水自殺には不向きです。
ちなみに玉川兄弟は元々苗字がなかったのですが、この上水工事の成功のおかげで玉川姓を許されたとのことです。玉川上水の水を多摩川から採ってるから玉川になったのかなあ。だとすれば、多摩川の下流にある二子玉川はなんで玉川という漢字表記なんだろう。まあいいかあ。玉だったり多摩だったり、はたまた多磨だったり、たまはまたまたややこしいね。


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上:放水部分。下水からの再生水をこうやって流して自然なふりしてま〜すって、なんかネタばらしみたいだなあ。
下:なかなか気持ちのいい林道風未舗装コースであります。


更新:2005.2.23
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