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新宿から井の頭公園まで、
玉川上水の記憶を辿るジョギング。

2005.3.10
マハロ菊池

No.1206

先日青梅マラソンを走った帰りに拝島駅付近の玉川上水沿いを歩く機会があって、その時ふと玉川上水の全長43kmを川下側からのんびり辿って走って最後にスーパー銭湯にでも入ったら気持ち良いだろうなあと思った。

この上水が江戸時代にたった8カ月で造られて、羽村から新宿御苑の大木戸門まで流れていたということは「小平グリーンロード」に関して調べた時に知っていたのですが、実際に四谷大木戸門から新宿〜井の頭公園辺りの玉川上水跡はどんな状態になっているのか走って確認してみたくなった。

で、下調べにインターネットを検索してみると、有難いことに、色々歩いている方の非常に詳細なホームページ<http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Renge/3436/index.html>や<http://www.ne.jp/asahi/m.mashio/homepage/>があったので、参考にして2月27日(日)の朝飯前に、まずは新宿駅南口の甲州街道から走り始め、吉祥寺の井の頭公園までを玉川上水沿いに走り、石神井まで走って帰るという探査ランに出てみました。

探査と言いたくなるのは、すでに玉川上水下流部分はコンクリートでフタをされている「暗渠:あんきょ」という状態になっており、そこが川だったということは、いわれなきゃわかんないような状態になっているからです。そういえば「春の小川」という懐かしくも牧歌的な唱歌は、渋谷川を歌ってるなんて聞いたことがありましたね。近年はそういった暗渠にされた都市の川を復活して自然を取り戻そう的な運動もあるみたいですね。<http://www.osekkaiz.com/manabinonetwork/>

さて、まずは毎日通勤で通っている新宿駅南口を右に折れ、甲州街道を走り文化服飾学園のあたりから何となく川や流れを意識させるデザインがモチーフになったモニュメントや、緑道と呼ばれる細長い公園風の部分を調査しつつ走る。公園なのでトイレはそこら中にあり不便しませんね。部分的に開渠(かいきょ:開いている状態)になっていて、小川風の場所もあります。さらに進むと高速道路と並走する杉並区の下高井戸あたりは細長い公園になってるんですが、上水を流しやすいように盛り土されていたのか、廻りより高くなっていて遠くに今来た新宿副都心のビルが臨め、トレイルランニングで尾根伝いを走ってるような不思議な気分です。また、私が子供の頃の公園の造りっぽくて、船のカタチの遊具などが妙に懐かしく、けっこう楽しみながら走れます。

そして、環八を越えて、ちょっとシュールな身代わり不動尊を抜け、久我山に入ると徐々に見慣れた玉川上水の面影になってきます。それにしても23区内にまだこんなオフロードが延々と残っていたんですね。ちょっと前に降った雪と溶けた霜柱のせいでシューズは泥々です。新宿駅からのんびり走って2時間強で井の頭公園に到着。なかなか面白いコースでした。次は井の頭公園から羽村までを鍛練してみようと思っております。

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初台付近。自転車置き場じゃないよ。玉川上水旧水路だよ。


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渋谷区内にも一部暗渠にされずに残った場所がありました。
コイが泳いでます。


更新:2005.3.10
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