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第15回宮古島100kワイドーマラソン
完走記●その6
<強風の東平安名崎(50k〜85k)-2>

2005.3.11
ヒロ児玉

No.1207

70k付近の海抜最高地点である比嘉ロードパークを過ぎる頃になると、黄色のゼッケンの50k組に後ろからガンガン追い抜かれていきます。こっちは競歩のようなチョコチョコ走りなので、力強いストライドを見ていると羨ましい気分。抜かされると闘争本能に火が点くが、悔しいけれど全く追い着けない。。。スタートから70k過ぎまで5kをほぼ33分のイーブンペースで走れているので、だんだんランナー魂が出て来てゴールタイムを意識するようになってきます。遠くにこれから走る岬がぼんやり見えてくると、「え〜っと、東平安名崎トランジットまで9時間30分以内で着けば、残り20k弱だから12時間切れるかもしれないぞ!」不思議なもんで重たい脚に少し力が入るようになってきます。

80k過ぎの東平安名崎の入り口では、間もなくスタートのピンク色ゼッケンのハーフ組がスタートラインに勢揃いしていて、白ゼッケンの100k組に声援を送ってくれるので凄く嬉しかったですね。強風の難所である岬は、先端にある灯台までの往路の風はフォローですが、自分の意志に反して身体が風に押され、スピードが出過ぎて疲れた脚にきます。灯台を過ぎてからの復路の風はアゲンストになり、身体ごと風にぶつけて行かないと前に進まないほどの強風に悩まされますが、灯台から右手が太平洋で左手が東シナ海の大パノラマの景観は絶景でした。
岬の出口付近の第2トランジットに9時間ちょいのタイムで到着。気分転換で預けておいた長袖Tシャツに着替え、ウインドブレーカーも厚手の物に交換。脚全体にバンテリンを塗り込みます。トイレ休憩しに行く時に50kmに参戦の京都のランナーと世間話。給水エイド毎にコーラを飲み過ぎたのか胃の調子がよくないけど、無理やりバナナと白玉ぜんざいを胃袋に詰め込みます。残りを失速しなければ12時間切れる可能性がでてきたので、休憩もそこそこにロスタイム10分で再スタートしました。

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上:最大の難所である東平安名崎。海が美しい!
下:東平安名崎先端の灯台を折り返します。かなりの強い風に悪戦苦闘。


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上:第2トランジットで休憩後の岬の折り返しでホアロハさんに撮ってもらいました。
下:脚の疲れをしばし忘れさせてくれるような東平安名崎からの海です。


更新:2005.3.11
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