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第5回北海道・くりやま100kmウルトラ遠足参加記
3.レース(前半:スタートから48km中間エイド地点)編

2005.9.6
ラナイsato

No.1252

朝、3時ごろ起きて朝食をすませ、スタート地点となる栗山中央公民館へ移動(車で2,3分)します。車は公民館の駐車場に止めました。公民館もちょうど鍵が開けられるところだったようで,スタート地点ではこれから本部設営等の準備が始められるところでした。着替えたり,中間地点に預ける荷物の準備,ストレッチ等をして5時のスタートを待ちます。スタート前に全員での集合写真を撮りました。スタート時の天気は曇りで、すこし小雨がぱらつきました(少し走ったら雨は上がり,くもり空となりました)。

カウントダウンが始まり、5時ちょうどの海宝さんの「スタート」という合図を受けて皆走り出します。はじめはゆっくりのペースで栗山の街中を走ります。参加者は222名(主催者発表)ですぐにばらけます。街中を抜け,農道を走っていくと、早朝にもかかわらず応援をもらいます。コースの曲がり角では、20cm×10cm程度の赤矢印が書かれた白い標識が設置されていたり、ピンク色の矢印が道路に書かれて案内をしてくれます。距離の表示は5kmごとに出ていて、前半は,その表示を過ぎて少し行くとエイドがあるというよう設定となっていました。10.7kmのエイドは坂本九記念館前です。ここまではほぼ平坦なコースでしたが,このエイドを過ぎてしばらく行くと丘陵部に入ります。よく,北海道の絵葉書にうねった畑の写真があると思いますが、そのような畑沿いの上り下りが続きます。

15kmを過ぎたころからは、前後を走る人はまばらとなり、自分の走っているコースがあっているのか不安になる場所もありました。エイドでは、水とスポーツドリンクは必ずおいてありました。そのほかに、ジュース(フルーツ、トマトなど)であったり、野菜や果物であったりいろいろと趣向が凝らしてありました。特製味噌をつけて食べるきゅうりや栗山名物きびだんごなどもありました。25kmのエイドではそうめんが準備されていました。ちょうど走り始めて2時間ぐらいが経過したころで、おなかがすいたところでありグッドタイミングで、おかわりしました。つゆも全部飲んで塩分も補給します。ここで、ちょうどフジテレビの「めざましテレビ」が、最年少参加の地元の選手(?)を撮影、インタビューしていました。インタビュー後、その子がコースを間違って別の方向に走っていってしまい、みんなで呼び戻すというハプニングがありました(このときの模様はしっかり放送されていました)。

25kmを過ぎると、次に控える栗山ダム一周コース(約4.6km)に向けて進んでいきます。栗山ダム入口まではダムに向かう人と戻ってくる人がすれ違う直線コース(約1km)となっていたのですが、行きは誰ともすれ違いませんでした(ランナーはだいぶばらばらになっていたようです)。栗山ダム一周コースに入る前のエイド(28.4km)で熊よけの鈴をもらいます。ここはコース最初の未舗装路で、若干登り下りがありました。分岐地点には写真のような道案内があり、ここを間違えて右に行くともう戻ってこれないかもしれません・・・。ダムを一周し、先ほどの通過した28.4kmエイドが今度は33kmエイドに早代わりです。ここで熊よけの鈴を返却します。ここからは市街地に向かって緩やかに下っていきます。先ほどのすれ違いとなるコースでは、これからダムに向けて進んでいくランナーが続々と来ます。中には「サロマ」を走り,サロマから栗山まで走り,さらに,今「くりやま」も走っているという落語家(ランナー)三遊亭楽松師匠の姿もあります。すれ違うランナーと「ファイト」、「がんばりましょう」とエールを交換して進みます。スタート時には小雨だった天気もすでに良くなってきて青空となり、少し暑く感じるようになってきました。市街地に入る少し手前の38km付近からは王子製紙の研究林(王子の森)を通過します。鳥のさえずり、白樺の中の日陰となる心地よい小道を走ります(癒されますね)。38.7kmエイドのスタッフが,「この先で写真撮影していますよ」と教えてくれていて,意識して前を行くランナーと間隔をあけて走りました(まだ余裕があったようです)。ここで撮影された写真はゴール地点で販売されていました。王子の森を通過し、少し行くと幹線道路に出て歩道を走ります。

40km地点を通過し、山口さんという方の家の前に設置された42.5kmのエイドで絞りたてのトマトジュースをいただきました。これ以降,幹線道路から外れて前半一番の登り坂コースに入ります。のぼりは結構きつく(高低差の図では約100m登りで途中勾配9%の表示あり)、さらに日差しが強くなってきた感じで一気に疲労が蓄積されてきました。急なのぼりで、左脛に若干の痛みが出てきました。登れば当然のごとく下りもあるわけです。左脛の痛みもあり、ペースダウンです。急坂をくだり45km地点を通過したもののエイドは現れません。栗山ダムのエイドあたりから5km毎の距離表示とエイドの場所がずれてきました。次のエイドは48kmの中間点で栗山駅でしたが、とても長く感じました。疲れてきた体にこのエイドまでの距離が結構こたえました。また,左脛の痛みは膝の痛みへと変わってきました。

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上:15kmすぎのだらだらと続くのぼり道。遥か彼方に前を行くランナーが見えます。
中:熊よけの鈴を受け取り,身につけて走ります。
下:栗山ダム周回コースでの分岐点に設置されたコース案内。


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上:王子の森。
下:前半の最高地点より栗山市街地を望む。


更新:2005.9.6
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