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第13回日本山岳耐久レース●その5
〜第二関門から第三関門編〜

2005.10.14
パホイホイ小虫

No.1271

第二関門の月夜見駐車場では、唯一の給水エイドがあります。水は結構余っていましたが、ポカリと水を制限いっぱいの1.5L入れてもらいました。満タン入りましたー。

トイレを済ましてから、さっき切れたマグライトの電池を変えます。しかし、点きません。電球?マグライトはお尻の所に替え電球が収納されています。自宅で練習した通りに、古いのを抜いて新しいのを差し込みます。ぐにっ。力が入りすぎて、根っこが曲がってしまいました。何度か入れ直す内に、なんかの部品が「パキ」て言いました。はい、マグライト終了。

カーボショッツを食べてショックを紛らわせます。へへーんだ、豆球のヘッドライトがまだあるもんね。マグより使いづらいけど。豆球ライトを手に持つことにしました。なんで持つかというと、ヘッドライトで照らせない足元を照らすためです。頭にはLEDライトがついてるからいいもーん。

ここからは、余力があるならペースアップしてもいいという区間です。しかし、膝は治まったのですが、右の腿が上がらなくなっていました。股関節から腿の前の筋が痛いです。迷ったのですが、鎮痛剤を飲みました。まだあと30km。これから、二回目の上り、御前山へ向かいます。

ここでもプチ有頂天なことが。いつも練習で苦しんでいた岩の多い滑る小山が、巻き道に。いやー嬉しいわー。これで御前山なんてあっという間だもん。と思いますが、足が上がらず、三頭山のときのように集団についていくことも出来ません。一人でとぼとぼ、蛇行するようにして上っていると、後ろからライトが近づいてきます。とうとう道を譲るしかなくなってしまいました。

動きがとろいので、身体が冷えます。「御前山まで0.3km」という半端なところで、アームウォーマーを着けました。身体が温まって、少し落ち着きました。えいと頂上へ到着。ここから、大ダワというところまでは、下ります。

2週間前に、夜間の試走をしました。その時はもっと霧が濃くて、LEDの光は散乱して地面に届かないほどでした。体調も悪く、眠気でろくに走れなかったところです。でも今日は、上りで痛みで持ち上げられなかった右足も、下りで振り出すのには問題ありません。走れました。

御前山〜大ダワは、1:00:00を想定していました。これは体調の悪いときのタイムです。ここを0:47:00で走り終わり、今まで使い果たしたり膨らんだりしていたタイムが、予定通りまで戻りました。わーい。

ここからは大岳山の上りが始まるまで、結構平坦です。岩が多くなります。ぬかるんでない!2週間前の試走に比べて、視界も意識もはるかにクリアです。ここらへんに来ると人もまばらで、自分のペースで進みます。

大岳山は大きい岩がごろごろしていて、鎖を伝ったり岩を掴んだりして渡っていきます。「走る」とは完全に別物ですが、このちょい派手な場所は緊張感があり、私もあくびさんも好きです。しかし、足を置く場所がかなり限られるので、右足の上がらない状態ではゆっくりしか上れません。ここでも何度か道を譲りました。

でも、山頂についたら、もう辛い上りってありません。ここから急な岩場の下りが続きますが、段差の大きいところでは最初から手をついて、えいえいと下り(というより降り続け)ました。この前の試走に比べたら、全然元気。

御岳山は山とついていますが、コース上では別に上りません。神社と売店があって、そこまでの道はならされています。躓くこともありません。普通に走れます。いつも楽しみにしてる湧き水も今回は素通り。歩いている人と、走りまくる人がはっきり分かれる所です。走るよ!

第三関門、13:20:12(290位)。13:45:00の予定が、25分近く縮んでいました。

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42.09〜58.00km。
標高は1100m→山二つ→929m。


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大岳山。だんだんマウスで描くのが上手くなってきました。この図は私の格好にかなり近いです。


更新:2005.10.14
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