普段はのんびりペースで走っていますので、つくばマラソンの一ヶ月前、少し脚にムチを入れようと思いハーフの諏訪湖マラソンに出場することにしました。諏訪湖には義父の会社の保養所があり、思う存分温泉に入れるというのも理由です。

　まずは前日、ラーメンでカーボローディングすることは忘れません。今回食べたのは30年の歴史を持つという「ハルピンラーメン」（写真１）。醤油とも味噌ともつかない濃厚な味わいが人気で、この旅行中、店の前を三回ほど通りましたが常に行列でありました。さて、その効果はいかに。

　前日はどんよりした曇り空でしたが、朝になってみるときれいな青空が広がり、日差しが暑いほどでありました。諏訪湖畔の風景がクッキリ見えます（写真２）。早めに会場に行き、開会式にも出ました。今回のゲストは眞鍋かをりさん。ブログの女王ですね。実は私、彼女のブログ本を買いまして、もしかしたらサインなんてもらえるかなと思っていたものの、出てきたのは開会式の最後とその後の体操のときだけ。全然近寄れない体制でありました。でも地元選出の政治家や新聞社の社長などそうそうたる面子が勢揃いした開会式は、地元の力の入れ具合がヒシヒシと伝わってきて壮観でした。

　スタート時間は午前10時。スタート位置は申告タイム順にきっちりブロックで分けられます。私が並んだのは1ブロック。出場者数は７千人ほどでかなり大きい大会ですね。トイレも多く、売店も充実していて運営上の不備はまったくありません。諏訪市体育館を使用した更衣室と貴重品預かりがもう少し会場に近ければ言うこと無しです。
　
　スタートしてから5kmほどは市街地を走ります。タイム順にきっちり並んでいるおかげかスタート後の混雑はほとんどなく、最初から自分のペースで走れました。沿道の応援もあってありがたいですね。しかし、日頃の鍛錬不足か、ベスト体重より4〜5kg重い状態のせいかこの市街地コースを走っている時にすでに余裕がなくなりました。ペースはおよそ4分15秒／km。ちょうど目標の1時間30分ペースですが、6km地点で余裕を見せて家族に手を振っている状態（写真３）までが精一杯で、あとはズルズル落ちるレースとなってしまいました。

　自己ベストの更新は難しいと悟っても、風景の良さは格別でした。太陽の光を反射する湖面とそびえる山々、なかなかこんな美しいコースはないと思います。そして、もう一つこの諏訪湖のコースの特徴としては、湖畔のルートを通るので残りの距離が目視できること。10km付近からゴール地点の湖の反対側を見てそのあまりの遠さに絶望的な気持ちになりつつ、気力体力を振り絞って走ります。でもこの辺からはもう抜かれる一方でありました・・・。最後の1kmから何とかペースを上げてフィニッシュ。記録は1時間30分17秒。あー、あと17秒がんばってれば90分切りできたなあ、と思ってもそれこそタラレバ。これが実力です。ちなみに走り始めてそろそろ２年になる私ですが、今回のレースの結果が初めて自己新ではないレースとなりました（今までは走る度に自己記録更新だった）。

　ゴール後はドリンク剤とりんごをもらってその場で囓りました。Ｔシャツはサイズがフリーのワンサイズなので私には大きく、今回お世話になった義父にあげてレースは終了となりました。かなり気に入った大会なので来年も出たいですね。

以上