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10月30日
東京マスターズハーフマラソン(昭和記念公園)

2005.11.10
ショーブン

No.1284

9月23日に参加した千倉ロードレースではちゃんと走れなかったので、すぐにエントリできる大会を調べて、10月30日のこのレースをみつけたのでした。もう暑いとかなんだとか言い訳のきかない秋のレース、さあどんなふうに走れるのか。誕生日がありお酒のおいしい季節になる10月は毎年走れそうで走れない月なんです。今年ははじめてオクトーバーランなる走りこみ大会にも申し込んではみたものの、月間目標250kmに対して30日のレース前で190km、ううーん、ま、こんなもんかな。自分としてはそれほど少なくもなく、かといっていつもより多めでもなく。

当日はじつにいい天気、ギラギラと晴れわたるでもなく、薄日で爽やかな絶好のレース日和に恵まれました。たとえるなら今日レースに出なくていつでるか、というくらいに思える年に数度の日和、体調はいまいちだけど、この際追い込めるだけ追い込んでみなくちゃ!と恒例の朝のMやのカレーを食してから、いさんで西立川駅に到着。会場である国営昭和記念公園は入場料280円、レースに出る人は、マスターズの受付でそれを支払って中へ入ります。こういう有料の公園は、さすがに浮浪者のテントとかも皆無ですし、安全・衛生でもあります。

さて、正午スタートまで2時間近く前に会場につきました。前回の千倉とは違って近場は余裕があります。ここ昭和記念公園ではマ・マーパスタトライアスロン大会(スプリットレース)以来、8年ぶりのレースです。気のせいか、いや確実になんだか緑が深くなったようです。レインボープールの前を通りがかって、風景を突然思い出しました。そうだよ、ここをぐるぐる泳いだんだ。自転車はこの周りのあたりに停めてて、そうそう。ああー、記憶ってひきだしにしまってあるんですね、たしか(スター)にしきのあきらさんと一緒だったよな、ほら脚見てよ、走ってないでしょと言ってたっけ。でもスターには負けちゃったんだよな、あのときだよな。今日はハーフマラソン、われながらちゃんと続いているぞ。

スタートまで1時間、携帯などをもってウロウロ、写真とるなど散歩しました。スタートはスポーツ広場、ブレザー&白ハットという中高年の大会スタッフがたくさんいらして、おおー、マスターズだねえ。ってよくわかってないんですけど、NPOとして活動しているんですね。お、11時にスタートした10kのトップが帰ってきました、おおーっ早いぞ。すごいぞ、ぶっちぎりだぞ、でもホントみんな早いなあ。拍手で迎えて気分が盛り上がってきました。ちょっとアップでもしよっと。千倉ではレース前はまったく走りませんでしたが、今回はまじめにアップもしました。流して、あえいで、よおし、出来上がり。

約300人のスタートですが、最後方に並んでスタートを待ちます。このレースは公園内の約4.5kmの周回コースを4周します。計時はチップではなくて、ブレザーにハットのスタッフがひとりひとり測ってくれるのです。コース途中や周回地点ではゼッケンのコールもあってなかなか本格的です。さあ、1周目は抑え気味にするはずでしたが、やはりレースは平常心でいられないのかペースは上がって5km地点で22分半、おおーっ、できすぎだぞ、いかん失速してしまう、千倉の二の舞はいかん、とそれでも10kmを45分台ギリギリで通過、自己ベストぎりぎりにいけるのか、ううーん、でもなんだか太ももがピリピリしてきたぞ、まだ半分。ここらで前後数人のばらけ方になっていて、おおむね同じようなペースのすてきな女性と並走します。でもとてもご挨拶できるような心拍ではありません、ぜーはーぜーはー、こらえてこらえて。一周5kmないところがアヤ、5kmごとの表示がどんどん先に、もちろん周回ですから15kmの表示は3回見て過ぎるわけですが、10kmよりずいぶん先にあるような、おおーっ、もうメンタルが負けている。15kmが69分、うーん、どうなんだ、このペースいけるのか、いけそうもないぞーっ。バイタルは大丈夫か。給水を一回とりました、バイタルは回復したか?してへん、してへん。ラスト一周、くだんの女性がスパートしたのか、ああー、どんどん小さくなる、きみがちいさくなるーってオフコースだよな、オフコースってやな名前だな、コースそれるって棄権ってことかい?こういう、なんだかネガティブな発想がはじまるときはペースダウンがはじまってるのです。案の定、というかきっと女性はペースを変えずに着々と行ってしまい、自分は落ちていったのがホントのところでしょう、で、ああー、いかん、もう自己ベストは無理だなあ、でも今回はいい感じのまま走り切りたい、さあ4周目も半分きたぞ、あとすこし、あとすこし。

このコースは公園内で平坦にみえても小さいアップダウンがあって、なかなかあなどれません。のぼりは腕ふって、くだりは休んで、おおーっ、やっとあそこでスタートの広場へ曲がらせてくれるのだな、まだもう一周する人もいるぞ、こちらは終われるぞ、ああー、ゴールが見えてきた。会場内でトラック1周分くらいを走るのがなんともいい気分、うそ、つらいのなんの。大会スタッフのオフィシャルな方々が迎えてくれる中、やっとの思いでゴールイン、うーん、すっきり。98分ちょっと、つまり15kmから21kmにほぼ30分、キロ5分でほぼイーブンペース、オッケーオッケー、上出来でしょう。いや、15kmから19kmくらいでかなり失速した感じ、ラストスパートですこしだけ取り戻したってところかな。講評、きりっと走れたいいレースでした。(く、いつもながら自己採点甘いな)

しかし、今回はこれでプハーッとビールというわけにはいかないのでした。オクトーバーランの途中なのです、ああー目標220kmにしときゃよかった。明日(31日は押し込みで20km走る予定でした)もあるしな、無理せず今日はとにかく東村山まで行って、とやおらゼッケンをはずしてTシャツを着替えて公園内で飲んだコーラのうまかったこと、さすがに疲れてんのね、とゆっくりジョグ再開。やっとこさ公園を出て、モノレールをくぐりにぎやかな駅前をぬけ、東大和市方面にまっすぐ伸びる立川通りを辿り、おおーっ、ここは師匠と夏にきた野火止用水、なつかしやなつかしや、と汗をかきかきようやくめざす両親の住む地へ。「なんだ、ビールくらい飲んでいけ」との想定どおりの問答をしてレースと合計で30km超の鍛錬となりました。(31日は結局10kmほどで、10月の距離は230kmあまりでおしまいでした)

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上:なんだか秋のレースっていうイメージカットであります。
下:どことなく光が丘公園風でもありますが、完全に舗装してなくて砂利っぽいのも好感です。


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上:コースはおおむねこんな感じを周回します。
下:野火止用水
師匠かみのさんと日陰をさがして走った夏がうそのよう、すずしくてきもちいい野火止用水でした。


更新:2005.11.10
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