1周目でひとつの集団ができ、2周目には20名程度の第1集団と第2集団の間には早くも数メートルの間隔が空き、その後ろに長い市民の部の行列が続きます。高橋選手はいい位置をキープして走ってますなあ。
場内の拍手の中、選手達は次々とロードへと出ていきます。
さて、高橋選手の足がだめで途中棄権しないかぎり30km付近までは動きがないだろうと、ここで私も昼食を食べに一旦ロードへ。
ラーメンを食べ、会社によってテレビで様子をチェック。会社が代々木にあると便利ですなあ。
お、ちゃんと走ってますね。無事先頭集団で高橋選手が走っているのを折り返しまで観てから国立競技場へ戻る。
するとスタート時よりも多くの人が国立に集まってきています。ちなみに入場無料です。
(後で報道された所によると沿道には12万人と昨年の3倍の人出があったそうです。)
レースの模様は競技場の大型スクリーンで観られるので、大勢でテレビ観戦であります。30kmでほぼ優勝は3名に絞られたねって感じで観ていると水道橋付近でしょうか、高橋選手がスパートをかけた模様。ぐんぐんと引き離していきます。バイクのカメラがローアングル気味にとらえたすさまじい加速映像に、場内の観客から「おおっ〜!」って感じで拍手が沸き上がります。スクリーンに向かって旗を振ってる方もいますが、向こうからは見えないってば。
(ブログを巡回してみると、テレビ観戦していたマラソン好きにはこの辺から涙が止まらなかった人が多々いたみたいですね。マラソンで泣けるようになるとは思ってもいなかったことでしょう。増田明美さんの淡々とした解説も効果的か?)
で、徐々に競技場上空にヘリコプターが近づいてきて、高橋選手が1位で入ってまいりました。会場は大盛り上がり。拍手と歓声が本当にスゴイです。皆さん、この日を、この時間が来るのを待ってたんだなあ。本当は2年前にこうなってるはずだったのにね。
第2コーナーを回ったところで2位の選手が入ってきましたが、もう優勝は確実です。
ゴ〜〜〜〜ル。
2時間24分39秒。
2年前と同じように競技役員にタオルをかけられながら、走ってきたコースに向かってお辞儀をして高橋選手のリベンジは終りました。
この大会日本人7人目の優勝。大会歴代3位の記録でした。ペースランナーがいて前半飛ばせなかったことを考えると充分納得のいくタイムではないでしょうかね。
ああ、良かった良かった。これで来年の春の海外マラソンや2007年の大阪(出るかどうか知らないけど)など、マラソンを観る楽しみが増えましたよ。