トップページに戻る リストに戻る
画像1
TOPHOMELISTBACKNEXT

国道138号線

2005.12.6
ゆり

No.1297

12月5日(日)午後1時に箱根の某温泉で友達と待ち合わせをしていたので、午前中の少しの時間を鍛錬に充てることにした。ロマンスカーを箱根湯本で下車して、路線バスに乗り換える。バスは30分ほどくねくねの山路を登る。
待ち合わせの温泉に着き、着替えて、荷物をロッカーに預けていざ出発。

小雨が降ってきたので、キャップを被り、ウィンドブレーカーを着て外に出た。気温19度。いきなり歩くのもきついほどの急勾配の上り坂。のぼりらしいのぼりをいままで走ったことが無かったので、それはそれはきつく感じた。少しなだらかな勾配になり、それでも7分半前後のゆったりペースでしか進まない。
小雨は気が付くと雪に変わっていた。はじめは目の錯覚かと思ったが、どうやら本物の雪だと確信をしたころは3kmくらい上ったころだったろうか。

土地勘の無いところなので、行けるところまで行って戻ろう、ぐらいにしか考えていなかった。それでも片道10kmはと考えていたが、とんでもない誤算だった。
まず、勾配がきつい。それから予想外の雪。
1kmも上らないうちに片道10kmという桁外れな目標はすぐに変更しようと思った。往復15kmに。が、雨が雪に変わると、往復10kmに修正。とにかく5kmは登ろうと決める。来年の1月にフロストバイトにエントリーしたが、それより先に顔がしもやけになってしまいそうに冷たかった。正面から吹き付けてくる雪は容赦しない。気温は9度にまで下がっていた。道路もだんだん水っぽくなってきていて、すでに靴下まで濡れていて、足先の感覚があまり無い。
約40分かけて5kmに達する。そこはちょうど芦ノ湖へ下る道と、大涌谷へ向かう路への分岐点だった。芦ノ湖へ向かって桃源台まで行き、バスで戻ることもチラリと脳裏を横切ったが、くだりの鍛錬も必要と思い直し、すぐにその考えを打ち消す。

さて、いよいよ下り。これが思ったよりきつかった。まさに転がるように落ちていく、という感じ。体のどこを意識して走ったらいいのか、全く予備知識が無かったものだから、怖いくらいにスピードが出る。帰宅した今となってみると、どうやら下腹部に力を入れていたような気がする。軽い筋肉痛を覚える。
所要時間は20分強。キロ4分代で転がり落ちたところもある。

自分の鍛錬はこれで終わったが、箱根駅伝の過酷さを垣間見た気がしたというか、実感したというか。新年の駅伝が楽しみになってきた。
10kmの鍛錬を終えて、のんびりお風呂に浸かり、疲れも残らず、心地よくロマンスカーに乗り、帰路についた。

画像1


画像2


更新:2005.12.6
TOPHOMELISTBACKNEXT