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ぜいたくな、昼さがりの帰宅ラン

2005.12.9
ショーブン

No.1299

帰宅ランは、たいてい街灯もほとんど無い真っ暗な河川敷を走ります。帰宅ラン分科会を標榜しておきながら、いつまでたっても紹介できないのは心苦しい(笑)、思い切って昼間撮影しながら走ってみることにしました。なんてったって「半日休暇」で走るんですから、これはもう至福の時間、それもたっぷりあります、ゆっくりいきましょう。

入間川の土手は、「県道川越狭山自転車道」として整備されており、川越市の入間大橋から入間市の豊水橋まで約23kmのサイクリングロードです。鉄道の鉄橋、高速道路など途中にはいくつも橋がかかっています。勤務先からほど近い落合橋から走ります。体調と気分次第で、ひとつめの平塚橋で川越市街へ入っていくこともあれば、狭山の八瀬大橋で上がって狭山市駅へ、あるいは疲れて途中からバスに乗ったり、がんばって終点の豊水橋、さらには飯能駅までいくこともあります。春先の桜、夏には花火大会、蛙やこうもり、台風後増水すると流木が道をふさいだりどうやらマムシもいたり、とにかく夜は真っ暗なので晴れていれば月や星の明るさがしみじみありがたい、じつに野趣ゆたかなコースです。最短で本川越駅まで約6km、最長で25kmほどのコース設定です。ジャスト気分転換から体調を上げるLSD、あるいはピリっときつめの鍛錬、なんでもこなせる帰宅ランコースです。

川沿いを走り出してすぐに「海まで55km」という表示があります。入間川は荒川と合流して荒川市民マラソンのコースへとつづきます。やがて、「海まで58.9km」というハンパな表示、その裏側には「水源まで62.5km」と記されていて、そこから先はポストは見当たらなくなります。ぼくの帰宅ランは入間川を上流へたどっていきます。右手には武甲山、奥武蔵の連なる山並みを眺めることができます。入間川は山地に入ってから名栗川と名を変えます。いまでは飯能市に併合された名栗村の棒ノ嶺ピークハントマラソン、源流の地を見たくて参加したりしました。

JR川越線、東武東上線と続けて鉄橋をくぐり、初雁橋を渡って対岸へ、ふかふかの土手の上を走ってから関越高速道の下をぬけて、川沿いには、緑がつづきます。朝比奈運動公園と親水公園あたりは元々ゴルフ場らしく広い枯れ芝の上を思い切り走れます。アスファルトだけでないのがこのコースのいいところです。狭山市にはいって西武文理学園の校舎を横目に、対岸のカルフール(もう撤退を決めてひさしく、あとはイオンかベイシアか)の看板、サティ、コジマ電気、と大きな店舗が国道16号線沿いに並んでいます。ここらで狭山市駅めざすのもよし、次の広瀬橋で上がって稲荷山公園駅へコースアウトもよし、今日はあと2kくらいを頑張って終点の豊水橋まで行くことにします。

豊水橋から入間市駅までは国道16号に向かってなだらかにのぼり坂、車が多くて歩道は狭いのでここまできた疲れで転ばないように、ぐっと守りに入って(つまりはヘトヘトで)上がっていきます。都合2時間超、体調よし、気分も上々、ぜいたくな時間、冬の半休ランでした。

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1:ポストのむこうが出発した落合橋  
2:これは57kmポスト、平塚橋付近 
3:冬晴れ、絶好の半休ラン日和に
4:この裏に「58.9km」、足して121.4kmか
5:鉄橋の下、台風のあとはひどいことに
6:初雁橋からのぞむ東武東上線


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7:ふかふかの土手の上はたのしい     
8:緑濃くなりもうすぐ狭山 
9:広い芝の朝比奈運動公園、夏は蛙の声にぎやか
10:対岸のカルフールに渡れそうで渡れない堰
11:もうすぐ終点、結構ヘトヘト 
12:着いたぞ、豊水橋!入間市駅へ上がります
13:橋から橋へ、川沿い16kmの旅でした


更新:2005.12.9
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