1990年7月発行のわずか16年前の本なのに、装丁や本のタイトルが妙に70年代みたいなデザインなんで、もしや第一次ジョギングブームの頃の本かと思い買ってしまいました。内容的には東京学芸大学教授の有吉正博先生による、ジョギングの勧めという感じの書籍です。特に難しい学問的な内容ではなく、素直に、ゆっくり走ると気持ち良いからのんびり走りましょうという内容の本です。

私も、ある意味、昨日より速く走ろう、他人より速く走ろうなんて気を起こさないことこそが、ジョギングを楽しく気持ちいい生活習慣にかえる気がしますね。まあ、そうは言っても、レースとか大会になれば頑張ってしまうんですけど。その辺がジョギングとランニングの違いでしょうか。

まるで運動習慣のない人がジョギングを始めるときに読んだり、またはマラソンを何度か走って、もう一度ゆっくり走ることからやり直してみようなんてときに読んだりすると良いかもしれませんね。たぶん本屋にはもう置いてありませんけど、地元の図書館には置いてありましたよ。本当は図書館に1999年にマッターホルンで亡くなった下嶋溪著の「ランニング登山」山と溪谷社1986年発刊がないか見に行っただけなんですけどね。そちらはありませんでした。

この著者の新刊で「トレイルランニング入門」という書籍が2005年に発売になっており、そちらは色々なブログ等で紹介されていますので、ついでなのでこちらの方も紹介しておこうかなということで採り上げてみました。
私って親切ですよね。